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プロローグ Long Time Ago in My Highschool Era そもそもの始まりはいつだったのか。だいたい高2か、高3の頃だった。友人が 「ファントーシュ」 という雑誌を学校に持ってきた。それのイベント案内で見たのが、コミケを知ったきっかけだったと思う。 「ファントーシュ」 というのはアニメ雑誌で、とはいっても 「アニメージュ」 創刊以前のことだから、テレビアニメなどを対象としたものではなく、たとえばトルンカ、ノルシュティンなどの個人のアートワークとしてのアニメを取り扱った、ごく薄べったい、しかしそれこそマニアックな雑誌だった。では、なぜそんな雑誌を見つつ、コミケ→同人誌即売会の世界へ足を踏み入れることになったのだろうか。それには、まずその前段階として、SFやマンガ関連でちょっとばかしマニアな世界に足を踏み入れてしまっていたことを書かなければならないだろう。小六のときには、横浜から大阪まで 「レインボー戦隊ロビン」 の上映会を見に行ったりしていたし、中学ではSF大会にも参加したりしていた。だから、イベント欄に同人誌即売会なるものの告知を見たときに “これはひとつ行ってやらねばなるまい” と思ったのも当然の帰結ではあったのだ。 ちなみにSF大会には顔を出していたので、同人誌についてはSFファンダムの会報みたいなものだろうというような漠然としたイメージは持っていた。また、「COM」 などを古本屋で買っていたりもしたから、肉筆回覧同人誌、なんてものの存在も知ってはいた。一方で、文学同人誌なんて、単語は目にはしていたんだろうけれども、てんで関心がなかったんだから、まあ、偏った知識だけの状況ではあった。 ちょうど、「ヤマト」 「未来少年コナン」 にはかなり入れ込んでいた時期だ。もっと違うものが見たい、もっと中身を知りたい、人の意見が知りたい。開催場所は蒲田。自宅は横浜。小学六年生が一人で横浜から新幹線に乗るのに比べれば、さして問題にはならない距離だ。もちろん、何の迷いもなくコミックマーケットに向かったのである。 |
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