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  会場あれこれ 1


 はじめて行ったコミケとは、ちょっとだけ大げさに言ってみればそんな感じの場所だった。貸し会議室に折りたたみ式の長机が並んでいる、現在も地方の小さな即売会ならばそうかも知れないし、また、コミケ本体がかなり巨大化して晴海に居を移した頃でも、関西、たとえば姫路あたりであった即売会がそうであったような、そんな形を思い浮かべればいい。まあ、貸し会議室はちょっと言い過ぎで、実際は小さな小学校の木造講堂みたいと言った方が適切か。とにかく、今からは全く想像の付かないこじんまりとした場所、大田区産業会館、四谷公会堂といったところが私が通い始めた頃の初期の会場だった。

 その後、東京都立産業会館、川崎市民プラザと少し大きな会場に移っていくのだが、印象に残っているのはやはり川崎市民プラザである。面積的には広くなっているのだが、広いフロアと言うよりは段差が付いたアトリウムみたいなところを会場にしたので、いたって使いにくい、奇妙なところだった。時に疑似 “ロリコンブーム” であったりして、それなりに行列などもあったようには記憶している。けれど、参加人数がそもそも違うという状況だったので、あんな会場でも利用できたのだろう。同人誌版 「アップルシード」 なんかを見かけたのも、川崎市民プラザのころである。

 一回だけしか使わなかった会場では横浜産貿ホールがある。何しろ地元横浜の会場だったので、とにかく行くのは楽ちんだった。だので、朝早く着き過ぎて会場前には誰もいなかったのを覚えている。特に早朝と言うことはなく7時くらいだったのだけれどもね。たまたま人が散っていたのか、ほんとに待っている人間がいなかったのかは分からない。けれど、徹夜するなんて人間がいなかった時代だったことは確かだと思う。このときは吾妻ひでおの 「ミャアちゃん官能写真集」 が出たりしたのだが、私は特に興味もなかったので買ってない。あとで後悔したのは言うまでもない(^^;)。あと、このときは初めてサークル参加というものを体験した。



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