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  一般参加行列


 コミケといえば行列。特に一般参加の待ち行列。
 大田区産業会館や四谷公会堂なんかのときは、列があっても歩道に50メートルもあったかどうか。「会場あれこれ1」 でも書いたけれども、横浜産貿ホールのときは7時に行ったら列そのものがなかったのだ。のんびりした時代と言うことが出来るだろうか。

 川崎市民プラザの頃だと、はじめは市民プラザのゲートから建物の入り口までのちょっと長めの階段が全部埋まるかなという列だった。これが会場が変わるころになると、市民プラザを一周までは行かないけれども、0.7周くらいは囲む列に延びていた。それでも、ちゃんと市民プラザの敷地内だけで収まっていたはずなので、外には大きな迷惑にはなっていなかったと思う。

 行列の大きさと外への迷惑ということになれば87年年末の東京流通センターでのコミケが有名だ。コミックマーケット参加申込書にも書かれているので知っている人も多いだろうが、列は2キロに及び、大森か平和島駅あたりまで達したらしい。「らしい」 というのは比較的早朝に着いていた私は、その行列のピークを知らずにサークルを回って帰宅していたのだ。晴海では行列を建物に収容したり、開けた場所に回したりができたわけだけれども、東京流通センターではそれがダメでこういう事態が起きてしまった。会場のキャパシティそのものも問題だったのだろうが、これも晴海移転の大きな理由だったのではないかと思う。

 晴海、メッセ、ビッグサイトとなればそれなりに巨大イベント会場なので行列収容スペースの問題はない。だが、行列自体の巨大化は “いつ会場には入れるのか” という切実な問題になって、徹夜組増加に拍車をかけてしまう。晴海は一般待ち行列の長さが、会場に入ることさえ出来ないという大問題になっていた時代だとも言える。そういう点では、今みたいに昼過ぎに一般行列がなくなるなんて言うのは、晴海時代からの変化を示す一つの指標なのだろうと思う。



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